明るい社会づくり運動*奈良

明るい社会づくり運動*奈良は「理想の町づくりを通して自らが心豊かな市民に成長する運動」を推進しています。

 

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第17回私からあなたへの万葉集 入選発表

2020年5月24日(日)に予定しておりました、入選発表会・講演会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、中止いたしました。

【総評】

今回の「風景と共にある私」というテーマに寄せられた短歌,および俳句・川柳の総数は1、771点でした。
一般・高校生・中学生・小学生の部それぞれに力作ぞろいで、入選作をしぼるのに時間がかかりました。そしてその入選作の中から各部1点づつの大賞を決めました。

もちろん選考委員は作品のみで選考しており、各作品の「想い」は選考ののち事務局からお聞きするという形をとっています。

この選考には、明日香村教育長の田中祐二・明るい社会づくり運動奈良会長の村上良雄・選考委員長として歌人の萩岡良博があたりました。
各作品の講評は萩岡が行っています。

 

★小学生の部★短歌
◎大賞
さくらの木ピンクのぼうしでおめかしし
わたしをさそう春のさんぽに
兵庫県西宮市 竹葉 ひかるさん
【想い】 いよいよさくらのきせつがやってきた。さくらもうれしくておめかししている。わたしも、さくらにさそわれるようにさんぽにでかけた。春のそよ風が気持ちよく、わたしもおめかししたい気分になった。
【講評】「ピンクのぼうし」でおめかしをした桜をわたしもおめかしをして見に行こうという春を迎えた心踊りが感じられます。大賞を射止めました
池の上うかんだもみじの葉もぼくも
北風ふけばプルンとふるえる
山口県光市 横道 玄さん
【想い】 寒いのは、池にうかんだ葉もぼくもいっしょなんだよ。プルンとふるえる。
【講評】 北風の寒さを「もみじの葉」も「ぼく」もプルンとふるえながら感じているという共生感覚がすばらしいと思います。
ハクモクレン白くかがやききたをむく
空からまいちるきらきらしずく
神奈川県横浜市 横山 伊織さん
【想い】 公園で見たハクモクレンの花びらが白くてしずくのようできれいだった
【講評】まだ肌寒い三月の空から舞い散るような白木蓮を「きらきらしずく」ととらえた感性がみずみずしいと思います。
さわったらポヨンポヨンのちちしぼり
これはおいしい牛の恵みだ
京都府京都市 佐藤 珠穂さん
【想い】ちちしぼりをした時に牛のあたたかみを感じたから。
【講評】「ポヨンポヨン」というオノマトペに牛のいのちが感じられます。牛乳はいのちの恵みです。
★小学生の部★俳句・川柳
◎大賞
マスクしてメガネがくもる春のにじ
奈良県明日香村 平松 蒼二郎さん
【想い】マスクでメガネがくもって、日の光に光ってにじが出たようす。
【講評】新型コロナウイルス拡大でマスクしている人が多いです。でも何人の人がメガネのくもりに虹を見たでしょうか。大賞を射止めました。
風光る新しい家でかくれんぼ
奈良県明日香村 山本 乙葉さん
【想い】 新しい家を立てました。ずっとまっていたので家が立ってうれしかったです。わらいごえが聞こえます。新しい家でしている遊びはかくれんぼです。
【講評】風光る春のぴかぴかの新しい家。心がはずんで誰でもかくれんぼがしたいです。
文字を書き筆圧つよく春をまつ
奈良県明日香村 小川 悠佑さん
【想い】 字がこくなったことを書きました。
【講評】一年間でしっかり字も書けるようになりました。力強く次の学年を待つ心構えがたのもしいです。
祖父作る野菜の色はみな笑顔
兵庫県加古川市 船越 優瞳さん
【想い】毎年お盆に祖父母の家に行き、帰るときに祖父が一生懸命作った新鮮な野菜をくれます。その野菜たちは、色とりどりで大切に育ててもらった証として、笑顔に見えます。
【講評】祖父の作る野菜の色は輝いていて笑顔に見えるのですね。家族の笑顔も見えてきます。
★中学生の部★短歌
◎大賞
雨あがりいつもの街に虹かかる
家出をとめた空の贈り物
宮城県仙台市 小野 陽菜さん
【想い】暗い気持ちでも虹を見れば明るい気持ちになれる。
【講評】故郷の街はときに息づまることもあります。出て行きたいと思うこともありますが、虹のようにやさしい自然があり、人もいます。大賞を射止めました。
いじめられ辛さを知ってる僕だから
逃げずに戦う今この時を
岐阜県加茂郡川辺町 安田 心美さん
【想い】いじめられた子が目の前でいじめられている子を勇気を出して助けようとしている姿を短歌に書きました。
【講評】いじめをなくすには、行動をとることが必要だという切実な訴えが伝わってきます。歌は「うったえ」です。
病室の窓から見える寒桜
焼きつけるように瞼を閉じる
東京都足立区 酒井 心華さん
【想い】身内のおみまいへ行ったときに同室の窓際のベッドに寝ていた女性がひどく印象に残っています。彼女は外に咲いていた桜をじっと見つめて、ゆっくりと目を瞑りました。そのあとすぐ亡くなってしまったようなのですが彼女の横顔が忘れられません。
【講評】「想い」とは違って作者が病気だと読みました。違っていてもいいのです。「瞼を閉じる」動作に敬虔な祈りが感じられます。
福寿草四季のにおいをかぎわける
君がいるから世界がきれい
愛知県名古屋市 渡辺 美愛さん
【想い】いとことの散歩が大好きです。「春の雨の日は青虫のにおいがする」「冬は小枝みたい」彼ののびのびとした自由な発想が、受験勉強のプレッシャーに追い詰められていた私をいつも救ってくれました。道端の草木や花に目を向けると、世界の輝きを知ることが出来ます。
【講評】この「君」は誰でしょう。福寿草を見つけた君でしょうか、それとも福寿草の擬人化なのでしょうか。他者への思いやりが世界をきれいに見せます。
★中学生の部★俳句・川柳
◎大賞
ヘルメットゆっくりはずし風薫る
愛知県名古屋市 水野 結雅さん
【想い】 自転車に乗って降りるときのことを詠んだ句です。
【講評】自転車を漕いだあとの少し疲れた動作とヘルメットを脱いだときの爽やかさがよく出ています。大賞を射止めました。
湯につかり母と私の女子トーク
岐阜県加茂郡川辺町 馬場 琴菜さん
【想い】 学校のこと友だちのこと、お風呂なら他の家族にきかれることなく母にきいてもらえるので、よく一緒に入っています。
【講評】母と裸のつき合い、いいですね。「女子トーク」に母とのいい関係が響いています。
ボート漕ぐ声を真下に橋渡る
岐阜県加茂郡川辺町 藤井 徳人さん
【想い】 帰りに橋を渡っていると、真下から声が聞こえてきました。
【講評】橋を歩いているとその下をボートが通過しました。その一瞬をうまく17音で切り取りました。
封とうを開けた瞬間見えた未来
岐阜県加茂郡川辺町 今井 稜人さん
【想い】 受験に受かった瞬間、喜びがとまらない時のことを思い出し川柳にしました。
【講評】高校受験の合格通知でしょうか。「封とう」と「未来」でそれを感じさせたのがいいです。
★高校生の部★短歌
◎大賞
雷雲が田んぼ飲み込み迫りくる
一両電車走れよ走れ
茨城県下妻市 綿田 美咲さん
【想い】いつも通学に使っている電車に乗っていた時に見た体験です。 怖かったです。
【講評】雷雲に追いつかれまいと一生懸命走る人間くさい一両電車です。「走れよ走れ」は作者自身へのエールでもあるのでしょう。大賞を射止めました。
雨上がり九時の歩道に鳩一羽
私の影をぱくついている
大阪府岸和田市 佐野 美咲さん
【想い】雨上がり、少し色の濃くなった歩道で、鳩が地面をつついている。私が側に立って一層歩道の色が濃くなっても、鳩は地面をつついている。あ、今、私の影食べたな。
【講評】雨上がりの歩道に一羽の鳩が何かをついばんでいます。ついばみながら私の影の中に入ってきて、私の影をついばんでいる様子です。
試合後の涙で滲む三日月は
夜空に残した僕らの爪跡
沖縄県浦添市 島袋 乃碧さん
【想い】 最後の大会が終わり見上げた夜空には爪跡のような三日月があり、自分達も何か残せたのだろうかと思い詠んだ。
【講評】涙も三日月も高校生活の爪跡です。一首に充実感が滲んでいます。
早桜道路に散っては身を隠す
まるで内気な昔の私
東京都大島町 武田 海愛さ
【想い】一足早く見頃を迎える早咲き桜が大好き。しかし、すぐに散って道路の隅に集まる。これは私が子供の頃、照れ屋で母の後ろに隠れる様子に似ている。
【講評】散ってしまって道路の脇の溝に隠れる桜の花びらを歌うめずらしい一首です。その隠れた花びらに「昔の私」を回想しています。
★高校生の部★俳句・川柳
◎大賞
いにしえの奈良の都でべびたっぴ
奈良県高取町 蜂谷 琉さん
【想い】最近の流行り。
【講評】べびたっぴ」はタピオカにストローをさすときの掛け声らしいです。古都奈良とその掛け声のミスマッチ感が新鮮です。
大賞を射止めました。
梅の花匂いが変える空の色
東京都足立区 林 都日さん
【想い】近くのお寺に朝、訪れる度に前日と違う変化が見られます。その変化は日々の天気や季節による時の流れ、私自身におこる変化が関係していると思います。
【講評】空の色をを変えるほど梅の花が匂っています。大げさと言うなかれ。梅の花への賛辞です。
うろこぐもなびくうろこに手をのばす
奈良県高取町 井上 要さん
【想い】ウロコ雲が好きなので使って見ました。
【講評】少年の大志を思います。雲に大いに手を伸ばせ。
笑い声セピアに変わる春休み
東京都多摩市 河上 桜さん
【想い】中学を卒業した春休みに、学校ヘ行くとシーンとしていて、友達とここで笑い合ったこともこれからは日常ではなく思い出になるのだなと思いました。そのときのなんとも言えない気持ちを思いだして俳句にしました。
【講評】中学生から高校生へ。春休みに中学の同級生の声もセピア色を帯びてくると詠んでいます。青春の時間は早く過ぎます。
★一般の部★短歌
◎大賞
風過ぎて穂の定まりし花蕨妻たりし
ことこの世に一度
奈良県橿原市 川元 暢子さん
【想い】枯草の中に、じっと目を凝らさなければ見過ごしてしまう花が咲いています。そして、とても地味なこの花を、さっとみつけてしまう人もいます。この花に寄せる想いがあるからにちがいありません。明日香には、目立たないけれどそんな想いの重ねられる草花がいつも咲いています。
【講評】「穂の定まりし花蕨」と妻の座のゆるぎなさが、下句でぴしゃりと決まりました。大賞を射止めました。
県都へと鮭上りくる北上の
母なる河の子宮の温み
岩手県一関市 高橋 悦朗さん
【想い 東日本大震災あったとて、自然の営みがダイナミック。
【講評】下句「母なる河の子宮の温み」に自然のダイナミックな「温み」が感じられます。
風花のプラハの街は夢のよう
癌をかくした夫に抱かれて
静岡県浜松市 湯浅 弘さん
【想い】 癌の事は知りませんでした。ハネムーン以来はじめて連れて行ってもらった旅でした。働きたおした夫で皆に慕われる最高の夫でした。
【講評】「地球とは思い出ならずや」と言った人がいますが、下句のロマンチックせつなさが心に響いてきます。
心音がお腹の中で二重奏
十月十日毎日が春
東京都練馬区 染宮 千明さん
【想い】妊娠中のことを書きました。
【講評】選者は皆男性ですので、実感はできませんが、短歌のしらべに母となる女性の幸せが脈打っているのが感じられました。
核燃より都市へとつづく送電線
若菜のハウス跨いでをりぬ
青森県弘前市 長利 冬道さん
【想い】下北半島の核燃料施設から都市部へとつづく送電線は、若菜のビニールハウスを跨ぐようにして流れている。
【講評】淡々と事実だけが詠まれていますが、読み終わると現代文明の恩恵と不気味さが思われます。
★一般の部★俳句・川柳
◎大賞
コロナ去れ男綱に願う寒飛鳥
大阪府八尾市 内海 登志子さん
【想い】日々患者が増えていく新型肺炎を危惧する毎日の中、二月中旬夫のライフワークとする神社巡りに同行し奥飛鳥へ行きました。稲渕の棚田や飛鳥川にかけられた女綱、男綱それらの説明を読みコロナウイルスと結びつきこれ以上入ってくるなと、広がるなと念じる気持ちを詠んだ物です
【講評】初句「コロナ去れ」インパクトがあります。男綱は結界を示す縄。寒い明日香での祈りは熱い。大賞を射止めました
紫雲英田にうもれ幼なにもどる妻
静岡県三島市 森島 久志さん
【想い】 陽光の中をげんげ田におりていった妻は、幼い頃に戻って髪かざりを作り始めました。
【講評】誰の心にも残っている幼な心を妻に見たのでしょう。惚れ直したでしょうか。
木もれ陽をそっと両手に包み込む
香川県丸亀市 寒川 靖子さん
【想い】自然の摂理に感謝。
【講評】作者の繊細な感覚が一句に包み込まれています。
ムツゴロウの求愛ジャンプ泥まみれ
福岡県福岡市 三吉 誠さん
【想い】ムツゴロウが干潟の泥の上で全力を尽くして、泥まみれになりながら求愛ジャンプをしている。ムツゴロウ頑張れ!
【講評】人間だけでなく生きとし生けるものの一生懸命のいとなみは心を打ちます。泥まみれのムツゴロウの、求愛が成就しますように。
冬晴れに洗濯!換気!と妻動く
愛知県犬山市 射場 正さん
【想い】冬の一日、めちゃくちゃにいい冬晴れ。冬は洗濯物が多い。部屋も閉め切っている。それで妻が、洗濯!換気!と大きな声で言いながら、動き始めました。掃除も!言っていたのですが、これは私が、掃除機を掛けました。二人で二時間位、協力して実施した、冬晴れの気持ちのいい日を、メモリーとして残しておこうと、この句が出来ました。
【講評】寒さに負けずキビキビと家事をする妻。元気がもらえる俳句です。

 

 

第17回私からあなたへの万葉集 入選発表会 を中止させていただきます。

新型コロナウイルスにより
第17回私からあなたへの万葉集 入選発表会
を中止させていただきます。
誠に申し訳ありません。

尚、入選発表は後日、フェースブック、ホームページにて
発表させていただきます。
入選された方には、賞状と副賞の色紙等を
郵送させていただきます。

第17回 私からあなたへの万葉集 募集します!

第17回 私からあなたへの万葉集 募集要項

テーマ「風景と共にある私」

都市、田園にかかわらず、春夏秋冬の風景と共にある私たちの生活やこころを短歌や俳句・川柳にしてみましょう。

応募方法
応募フォームに必要事項と「作品」「作品に込めた想い」をお書きいただき、ご応募ください。

・ ご応募は各部門ともお一人1作品とします。

応募資格
年齢・性別等は一切問いません。どなたでも応募できます。

締切り日
2020年 3月27日(日) 当日の消印有効
※ 応募作品は、返却できません。他のコンテストとの二重投稿はご遠慮ください。

選 考
各部門で、一般の部・高校生の部・中学生の部・小学生の部から大賞各1点、入選作品各数点を選考します。
選考委員長:萩岡良博(歌人・「ヤママユ」編集長)、 選考委員 若干名
選考後入選者には5月上旬に結果をお知らせし、発表会にご出席いただきます。
(発表会に出席するための交通費および宿泊費の一部を補助します)
入選発表と賞の贈呈

2020年 5月24日(日) <13時~15時>(開場:12時30分)
・ 明日香村中央公民館ホールにおいて入選作品を発表し、入選作品には奈良の伝統ある寺院の方々の
揮毫色紙などを贈呈します。

・ 入選作品と作者名は入選発表会で印刷物として発表するとともに、「明るい社会づくり運動奈良」のホーム
ページに掲載します。作品の著作権は主催者に帰属します。
送 り 先 (どちらでも可)
〒639-1042 奈良県大和郡山市小泉町1086-129

明るい社会づくり運動奈良 「私からあなたへの万葉集」係
電話・FAX番号:0743-52-7118
〒634-0141 奈良県高市郡明日香村大字川原91番地の1
明日香村教育委員会事務局教育文化課 「私からあなたへの万葉集」係
電話番号:0744-54-3636 FAX番号:0744-54-4647
● お問い合わせは 明るい社会づくり運動奈良 へお願いいたします。

第16回『 私からあなたへの万葉集プロジェクト 』入選発表

2019年5月26日(日) 明日香村中央公民館ホールにおいて、

第16回『 私からあなたへの万葉集プロジェクト 』入選発表会が行われました。

*多数、ご応募いただきどうもありがとうございました。*

入選者     

●小学生の部

《短歌》
★大賞
ぼくの手からにげたふうせんのひもを引き早く遊ぼうと山が引っぱる
山口県光市 横道 玄さん
【想い】 手から離れて行った風船が山のほうへと飛んで行ったのは、山も僕と同じで風船とあそびたいのだろう。

さいきんはなんでちきゅうがあっついのこおりもとけてペンギンこまる
ワシントンDC 関口 風吾さん
【想い】 ペンギンさんはこまる

母も着た紅葉のがらの振袖でおしゃまな顔の十三詣り
  京都府 佐藤 夏歩さん
【想い】 十三詣りは、お母さんが成人式で着た振袖を着て、「少し大人っぽくなったかなあ」と思ったことを書きました。
    

《俳句・川柳》
★大賞
ラムネあけ夏の思いであふれだす
岐阜県揖斐川町 馬場 一歩さん
想い】 夏を思い出して書きました。

かれあしを見つめてさぎがとび立った
奈良県明日香村 井上 怜奈さん
想い】 家の前の池は、あしがたくさん生えています。でも冬で全部かれています。そのあしを一羽のさぎがじっと見つめていました。何を考えいるのかなと、ずっと見ていると急にあたりを見回して何かを思いだしたように大きな羽を広げてとび立ちました。いつまでもきれいな空をとんでほしいです

じいちゃんの小松なつんでおみそしる
京都府京都市 佐藤 珠穂さん
【想い】 じいちゃんのお庭でつくった小松なをつんでおみそしるをしました

●中学生の部

《短歌》
★大賞
目覚ましに揺り起こされるカーテンの隙間に覗く朝焼けの空
静岡県静岡市 立川 杏音さん
【想い】 目覚ましが耳元で鳴って目を覚すと、また何事も無く朝が来たことが分かるから

大つぶの雨がふったよまた今朝も地球の涙聞いてあげよう
ワシントンDC カルボスキー由莉香さん
【想い】 今、世界の国の多くでは雨のふりすぎが問題になっています。私はこのようなニュースを聞くたび「地球は何かを私たちに伝えようとしている」と言う気持ちが出てきます。今からでもきっとおそくないので、何か地球をすくう方法を考えようと言う思いを短歌にしました

しゃがみ見る朝日に照らされ咲くすみれ力強さに勇気をもらう
岐阜県美濃加茂市 深澤 幸也さん
【想い】可憐で小さな花なのにコンクリートの割れ目や石と石のすき間から一生懸命に咲く姿を見て自分も頑張らなくちゃと思い作りました

《俳句・川柳》
★大賞
お日様が桜のつぼみを起こしてる
岐阜県美濃加茂市 田辺 彩乃さん
【想い】 暖かい太陽が桜のつぼみを起こしている様子。

シュート打ち見上げた空にいわし雲
東京都江東区 鈴木 瑞基さん
【想い】 目覚ましが耳元で鳴って目を覚すと、また何事も無く朝が来たことが分かるから

母は言う祖母は私のレシピ本
岐阜県美濃加茂市 所 晃希さん
【想い】 母いわく、祖母はレシピを見ずにでも、たくさんの料理を作れるから

●高校生の部

《短歌》
★大賞
仕上がりにおいしくなあれと声かける祖母の魔法はまだ使えない
兵庫県加古川市 門内 綾香さん
【想い】 祖母の家で料理をするときに、祖母が隠し味として「おいしくなあれ」といっていて、その一言でご飯がすごくおいしく感じたので、その時の気持ちを込めました

足元で西日に染まった水面が夜の東側そっと映し出す
佐賀県唐津市 山口 安希さん
想い】 冬に1人で海岸沿いを歩いた時に、自分の上には月があって向こうにはもう沈みそうな夕日があって海は全てを映しているのだろうな、と考えるととても自然は大きいなと思った時の気持ちをあらわしました。海は東側にあったので、夕日があまり見えず、海は西側にあればいいと思いました。「月は東に日は西に」という有名なうたのフレーズがありますよね。

ごめんねが素直に言えずすれちがい心のおくに穴があいてる
奈良県高取町 嘉本 妃奈乃さん
【想い】 本当は、素直にあやまりたいけどいじをはって後悔している様子。

《俳句・川柳》
★大賞
靴箱ががらんとしてる春休み
奈良県橿原市 村田 瑞季さん
【想い】 もう新学期なんだなあという気持ち

山頂に寂しい色のあけびかな
奈良県明日香村 新田 滉佑さん
【想い】 山登りしてた時に、山の上にあるアケビを見て一人で山登りしている自分と似ているなと思いました。

卒業の色紙は裏につづきけり
愛知県名古屋市 原田 駿さん
【想い】 卒業生に送る色紙には各々の筆跡で書かれた言葉がずらりとある。それが裏までつづいているということの喜びが「けり」によってあらわれている

●一般の部
《短歌》
★大賞
竹尺に叔母の名残る故郷の農家を一人兄は守れり
埼玉県美里町 新井 巳喜雄さん 
【想い】 江戸時代から続く我が家を、限界集落の危機から必死に守っている兄の気高さに、農家の長男としての誇りを感じる。

ロウバイの風を羽織って漫歩する寺町辺り風は「ひらがな」
埼玉県鴻巣市 松川 靖さん
【想い】 ロウバイの香り羽織っての漫歩、至って静か、寺町の風、何処か優しい。万葉当時に生きる如・心身・正に「ひらがな」である。

両の手を思い切り広げハグをするあなたの代わりの積雲のあり
山口県光市 瀬戸内 光さん
【想い】 つらい時も、いつだって自然は何も言わずに温かく見守ってくれている。空を見上げれば頑張れとハグをしてくれるような入道雲が見える

鋤き返す土に甲虫寝おるみて布団かけるがごと戻す夕寒
広島県広島市 岡田 早苗さん
【想い】 畑を耕しているとき、土の中に越冬中の小さな甲虫をみつけました。害虫かもしれませんが、春まで温かいようにと自然と願い土をかぶせました。畑の生きものたちはみんな友だち のように大きな家族のように思います。

二十年引き出し奥で眠ってた肩叩き券母へと渡す
東京都武蔵野市 本田 しおんさん
【想い】 小学生の時母の日にと作った肩叩き券が引き出しの奥に・・・二十年ぶりに、母に使ってもらいたいと渡す。

《俳句・川柳》
★大賞
いきおいて乳吸う吾子や風光る
群馬県渋川市 忽滑谷 三枝子さん
想い】 初孫が誕生し、無事に一年を過ぎました。哺乳瓶を自分で持って懸命に吸い、そのまま眠ってしまったときの様子を詠みました。まるでお祈りでもしているようなポーズに、明るい未来を願わずにはいられませんでした

うつ伏せで大の字になり地球抱く
神奈川県横浜市 宮内 寛美さん
【想い】 子供の頃から嬉しいことがあるとうつ伏せ大の字になり「ありがとう!地球」といって世界を抱きしめていました。「やさしく強い人間になるぞ」って心に描きながら・・・ 
    

おだやかに暮らしてゆけとかすむ山
奈良県大和高田市 久保田京子さん
【想い】 学生時代他県から来ている子が、山がかすんでいると驚いていました。四方を山に囲まれている奈良ならではの風景。なんだかのんびりしていいです

地下足袋の底で大地の温み知り
岐阜県中津川市 林 一美さん
【想い】 冬の田の凍さでも仄かに母の懐の温かさに似た大地の温みを地下足袋の足裏で感じます。

乳母車のぞいた手足に春の風
東京都大田区 阿部 康子さん
【想い】 小さな可愛い赤ちゃんにすくすく育って欲しいとの想いを込めました。

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ニュース

〝薬師寺’の清掃奉仕

明るい社会づくり運動 北和協議会では、去る11月17日
世界文化遺産である〝薬師寺’の清掃奉仕をさせて頂きました。

数人の子どもさんを含め約40名の会員は、僧侶の村上定運さんの指示のもと伽藍の中で参拝客が通る通路の周りの落葉を中心に、竹ぼうきや熊手を使い、きれいに清掃しました。

会員でない一般の方も10名ほどボランティア活動に賛同され、喜んで参加してくださいました。

清掃奉仕終了後、お茶の接待を頂き、そのあと村上さんの案内で改築中の車塔(国宝)を壇上まで説明を聞きながら見学し、最後に金堂の前で全員の記念写真を撮りました。

当日は、天候にも恵まれ、薬師寺の清掃奉仕を通じて、自分自身の心の清掃もさせてもらった気持になり、全員、笑顔で解散しました。

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